ピンは、同じ柄で作った男女ペアの下着から始まったシリーズ。 外からは見えない「うちなるペア」というコンセプトは、ペアルックが流行っていた当時、それを少し恥ずかしいと思う人に受け入れられて大ヒットしました。 ペアの下着を買ったご家庭では、ベランダに洗濯物を干す時にお揃いの下着を並べて干すことが多く、それを見た近所の人から口コミで次々と広まっていったそうです。 次に作ったのはペアの歯ブラシでしたが、こちらも大ヒット。夫婦だけでなく、まだ結婚していないカップルがそれぞれの家で使って、ペアの歯ブラシがふたりの愛をつなぐ役割をしていました。 小さなモチーフがプリントされたトイレットペーパーは、普段はもちろん遊びに来た友人へのおもてなしに活躍。 赤いギンガムチェックの収納箱は、クロゼットを開けるとぱっと明るくなる自分へのごほうびみたいに、お客さまに長く愛されました。 くらしを彩るいくつものアイテムが増えていった人気ブランドでした。