2004年から始めた、日本のものづくり応援プロジェクト。 いろいろな「縁」をきっかけに素敵なものを生み出していくプロダクトは、鞄・財布に始まり、今では帽子・時計・靴などのシリーズにもつながっています。 もともと2000年当初から増えてきたアジア製の商品の裏側で、「日本製はこれから減り続ける一方では?」という気持ちをもとにスタートしました。 はじまりは、父の鞄。 「父が昔使っていたような鞄を作りたい」ひとりのプランナーの思いが、プロジェクトの発端でした。プランナーは国内の鞄産地を訪ね、そこで出会った職人たちと相談しながら、思い描いた鞄を形にしていきます。 そして完成したのが、プロジェクト第一号となるダレスバッグでした。 人の思いを、人の手で。 こまやかな要望にこたえ、試行錯誤しながら一緒にモノづくりをしてくれる、そんな職人たちとの出会いによって、さまざまなアイテムが生まれました。 チョコレートバイヤーの出張バッグ、衣装デザイナーのポーチなど、どれも誰かの「欲しい」をかなえたもの。 大量生産ではできない工夫を、人の手で形にしています。 高級品では、ありません。 このプロジェクトでつくっているプロダクトは、たまに使う高級品ではなく、日々の暮らしの中で使うもの。 だから鞄などに使う革も、個性をそのまま残しています。 革はもともと、同じものがふたつとない天然素材。キズや色ムラもその革の持ち味として、使うほどに変化する表情や風合いを楽しんでもらえたら、と思っています。